この基金は、がん予防思想の普及や検診従事者の育成、がんの調査研究に活用するため設立されました。

沿革

昭和59年10月、「福島県がん対策県民会議」が設置され、その会議において、官民一体となったがんに対する施策の推進提言がなされました。福島県は、60年10月にがん基金を創設する方針を固め、翌61年5月に「財団法人福島県保健衛生協会がん基金」を設立しました。

基金設立目的

県民ががんに対する正しい知識を得るよう啓発を図り、またがん検診従事者の資質向上を促進し、更に、がんに関する調査研究を進めることなどの事業を行い、がん撲滅に寄与することを目的としております。

基金の造成規模

この基金は、行政と民間とが一体となって造成するもので、基金から生ずる益金を運用して、がん予防思想の普及啓発、検診体制の充実等長期的な視野のもとに、より充実した総合的ながん対策の推進を図っております。昭和61年から5年間で2億円を造成することとし、このうち1億円は「がん対策宝くじ」の益金から県、市町村に配分される補助金を、市町村の了承のもと一つにまとめ、これを福島県から本会に交付を受けました。残りの1億円については本会が広く民間から募ることとし、運動を展開したところ、昭和63年度までに目標を達成することができました。造成4年目の平成元年には基金の事業をより推進するため、基金の造成規模を2億4千万円に増額し、早期に目標を達成することができました。
がん基金造成額 267,502,612円(平成25年2月27日現在)

がん基金の主な事業

がん基金の事業はがん基金審議会において決定されます。

女子大生のための子宮頸がん啓発セミナー

 

  • がん予防思想の普及啓発事業
    テレビ広報(社団法人福島県医師会がん啓発事業への助成)
    新聞広報(がん征圧月間特集・生活習慣病予防特集)
    がん検診受診勧奨啓発冊子及び資材の作成・購入
    女子大生を対象とした子宮頸がん予防啓発セミナー等の開催

  • がんに関する調査・研究に対する補助事業
    郡市医師会がん研究事業への助成
    郡市医師会で開催されるがん研究会、講演会等への助成

  • がん検診従事者の育成に関する事業への助成

  • がん予防思想の普及啓発を行う団体等に対する補助事業
    日本公衆衛生協会福島県支部の生活習慣病予防対策事業
    福島県健康を守る婦人連盟の健康思想普及啓発事業

  • がんに関する情報提供(統計資料「がんのしおり2012」の購入・配布

公益財団法人福島県保健衛生協会がん基金設置規程

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